130年前の日本人から見た、西洋人の価値観

130年前、西洋に追いつけ追い越せと約2年間アメリカ、ヨーロッパを旅した
岩倉視察団の一人、大使随行員 久米邦武が残した言葉。


西洋人の価値観
 『西洋人は利益追求に熱心であり、快楽をとことんまで求める。
 財産を増やすことを目的とし、花厳楼閣に住むことを理想とする。(中略)
 それに引き替え東洋人は、利益を貪ることをはしたない事とし、
 財産や物質より、精神的な価値を求める。』


西洋人が熱心に宗教信仰する理由
 『西洋人は「欲深き人種」であり、「性もともと悪」なのだ。
 自ら制御する機からに乏しいからかどうしても宗教に走る。』





「物欲」+「性悪説」=「西洋人」ということだろうか。
現在ではよく聞く話だが、日本で初めて書き残された文かもしれない。
宗教にすがる理由は「欲深き人種」プラス、アメリカには
原住民を侵略・迫害・惨殺して築いた人造国家であることの
負い目があるのではないだろうか。


アングロサクソンが例外なくステキな愛想笑いを繰り出すのは、
島国日本とは違い、他人種間の激しい争いの中にあった結果、
「私は敵ではないですよ」とナイススマイルを向ける技能が必須となり、
それが DNA に刻まれているのではないだろうか。
宗教に熱心にすがるのもそのあたりの贖罪意識がキリスト教の”原罪”と
結びついて普及しているのではないだろうか。


となると、タイ人のあの「世界一の笑顔」の裏には血塗られた歴史がある?!
きっとそうなのだろう。




この旅での伊藤博文の言葉。
「わが国旗にある赤い丸は、もはや帝国を鎖す封印の如く見えることなく、
 今まさに洋上に昇らんとする太陽を象徴するものである」
(サンフランシスコでのレセプションにて)


彼のこの旅での目的と意志を感じますね。



誇り高き日本人

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